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【バンドリ】BanG Dream! 3rd Season最速先行上映(1~4話)感想

当然ながらネタバレ全開です。回避したい方は今すぐ引き返すんだ!!

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映像と音楽と脚本の暴力

3期4話までを一言で表現するなら見出しのとおりです。何とも物騒な表現ですが、これが最適でしょう。

元々、2期も情報の暴力のような作品ではありました。ガルパ5バンドとRASを加えた30人を縦横無尽に交錯させまくり、情報の洪水で視聴者を圧倒してくる、そんな作風でした。言わば”手数”に立脚した暴力であったわけなのですが、3期ではそのやり方を封印し、RASにドラマを絞るという方針転換を見せてきています。しかし、だからと言って読者を否応なく飲み込んでくる勢いが衰えたわけではなく、むしろ一発のパンチ力を極限までに高めた”破壊力”に立脚した暴力へと芸風を変えてきました。単純に、映像と音楽と脚本が強すぎるのです。

 

まず衝撃的だったのは2話の前半。キャラがあちこちに動き回り、表情が目まぐるしく変わる変わる! 2期のギャグシーンは止め絵のコマ送りのような”静”の表現が主でしたが、まるでリアル志向3DCG版トムとジェリーとでも言うべき”動”のドタバタコメディが展開されていました。モデルからある程度デフォルメされているディズニーアニメなどではままあるアクションではあるのですが、リアルな人間を模した3DCGで同様のことが実現できるというのは驚愕に値するものです。サンジゲンの3DCGにはまだまだ進化の可能性が眠っているのを確かに感じさせられました。

それにしても、パレオが完全にマゾ犬化してましたね……。スタッフはパレオを一体どうしたいんだろう……。

 

また、2話では六花が「他人に合わせる演奏」をしてしまいチュチュを失望させ、3話ではポピパの応援を受けて「自分の衝動から湧き出た演奏」をすることでチュチュを納得させるのですが、この2つの演奏の違いをシンプルに『音で分からせる』という正気とは思えない表現をやってのけます。いや、音楽アニメが音楽の差異を音楽で語るのは普通あり得ないんですよ。何故かって、我々視聴者側に音楽の造詣がまるでなく、そんな表現をやったって普通は理解が得られないためです。音楽アニメは数あれど、大抵はその楽曲にまつわる物語だとか、音楽を奏でているキャラクターの表情だとかで音楽への説得力を与えてくるものです。実際、バンドリ!だって2期まではそうしてきました。

ところが、六花の2つのR・I・O・Tは音楽だけで明確に違いが分かるのです。当然、我々音楽素人にも分かりやすいように誇張しているところはあるでしょうが、それでも混じりっけ一切なく、音楽だけで全てを雄弁に物語ってきました。後のEXPOSE 'Burn out!!!'で同様の表現が行われなかったところを見ると、流石に何度も繰り出せる類のものではないようです。しかし、その多用できない”必殺技”は、純粋に音楽の完成度を求めるRASというバンドでやるからこそ確かな効果がありました。ポピパやロゼリアで同じような描写をしたって、ここまでは響かなかっただろうと断言できます。

 

極めつけは4話のMVでした。ただただ素朴に、死ぬほどスタイリッシュでカッコいい。本当に一片の小細工すらも感じられない、正面突破のカッコよさで殴ってきます。

正直なところ、六花が加入していなかったこともあるのですが、キャラクターとしてのRASという集団をどのように扱っていきたいのか、これまではイマイチ判然としませんでした。しかし、ここまで分かりやすいものを観せられてしまえばもう明らかです。以前、脚本の綾奈ゆにこ先生がインタビューにて”バトルもの”というオーダーを受けてRASを作り上げたことを語っていたように、純粋で圧倒的な”力”だけでねじ伏せる集団として完成したと言えます。つまりは、花山薫です。

 

RAiSeから通ずる、チュチュの確かな音楽的思想

3期は本当に表現的な部分が凄まじかったため最初に熱を入れて語ったわけですが、ここからはシナリオについて触れていきましょう。やはりRASを中心に物語を進めてきただけあって、RAiSeを読んでいたのが功を奏しました。月刊シリアル月刊ブシロードに月額850円を課金し続けた甲斐があったぜ!*1

 

RAiSeを読むと分かるのですが、チュチュはメンバー個々人の衝動が生み出す音楽を何よりも重要視しており、それ故に他人の顔色をうかがうかのような2話の六花の演奏にNGを出します。これだけでもRAiSe読者としては納得に首を縦にヘドバンしてしまうところなのですが、それに同調するような反応を示したのがマスキングだったのが僕としては非常に気に入っています。チュチュの音楽的思想が最も色濃く語られたのはRAiSeマスキング編であり、その思想を感じ取ってR・I・O・Tを即興で演奏したのがマスキングの加入経緯ですので、その過程を思うと、側近と言えるパレオよりも誰よりも、マスキングが最もチュチュの思想を体感的に理解しているという部分に強い得心を覚えます。また、何だかんだ言ってもRASは結成数ヶ月の急造バンドであり、チュチュの思想がまだ浸透しきっていないという確かな肌触りを感じる描写でもありました。

3話では己の衝動を最大限に解き放つ演奏をしてチュチュに認められた六花でしたが、今度は「自分1人で演奏するつもりか」と叱責されます。「周りが見えていない」という1期香澄と同じ壁にぶち当たる六花に助け舟を出したのも、同じく自分の演奏に入り込んでしまうマスキングでした。RAS加入前に六花の背中を押したのは憧れのポピパから贈られた楽曲でしたが、RAS加入後にはもはやポピパではなくRASメンバーに助けられるというのが非常に良かったですね。バンドを組むということは、そこに音楽というキズナを育むこと。ギター(仮)とはいえRASに加入したロックが、ちゃんとRASでキズナを構築していく姿が描写されました。

さて、「衝動的な演奏をしろ」「周囲と合わせろ」というのは一見相反する価値観に思えますが、マスキングの助言はそれを一発で解決するものでした。自分がどれだけ暴れても、RASならば他のメンバーの音がちゃんと聴こえる。他のメンバーも凄まじい技量と熱量で演奏しているからこそ、自分も好きなだけ暴れられるわけで、自分の音楽を貫き通せる仲間を求めていたマスキングにとって、RASが唯一無二の居場所になっていることがよく分かります。それは、同じものを渇望していた六花にとっても同様でしょう。4話冒頭で六花に足りていなかったものは、RASメンバーへの信頼です。4話の後半では、RASメンバーとの身の上話に花を咲かせる六花の姿も見受けられました。メンバーへの信頼を手にすることで、ギター(仮)の朝日六花から、RASのLockへと晴れて認められることとなったのです。

 

……おいおい、ちょっと待てよ。「好きなだけ暴れられること」と「周囲と合わせること」が結局衝突したままじゃねーか、マスキングの助言の何がそれを解決したんだよ、と思われたでしょうか? でしたら、ここは少し踏み込む必要があります。六花が獲得したRASメンバーへの信頼には、チュチュへの信頼も含まれているのです。自分では演奏をしないチュチュの役割を理解しなければ、RASの音楽の在り方を理解することはできません。

その傍若無人な振る舞いと相反するかのように、チュチュがRASの音楽において担当しているのは「調和」です。RAiSeが描くように、チュチュは自分の作った楽曲への大々的な加工を許すほどに各メンバーの衝動を最大限に尊重し、それを自分達の音楽に必要不可欠なものとして取り入れています。しかし、それが音楽として成立しているのはチュチュがプロデューサーとして、4人の迸るような衝動を調和させているがためです。だからこそ、2期10話で自分の演奏に入り込むマスキングを必死で制止しましたし、3期でもパレオの演奏に厳しく注文をつける姿が見受けられました*2

ですので、RASメンバーへの信頼を獲得することは、チュチュが調和させた完成品の音楽を信頼することでもあります。「衝動的な演奏」と「周囲と調和した演奏」という二律背反は、RASメンバーへの信頼という概念で包括できるのです。

 

ところで、3期で非常に残念なところがあり、それもRAiSeに関連するものでした。RAiSeではマスキングのスカウトシーンはGalaxy店内にチュチュが乗り込むというものだったのですが、3期では屋外でバイクに乗ろうとしているマスキングを呼び止めるという映像でした。また、RAiSeによればマスキングの父親が組んでいたバンドメンバーには筋肉質な男性しかいません。セクション間の細かな連携不足だろうと思うのですが、チュチュの思想とRASの音楽の在り方についてはRAiSeから一貫していただけに、こういう細かいところで決定的な齟齬が生じているのは残念でなりません*3

 

2期を、そして”2章”を乗り越えたPoppin'Party

4話までは紛れもなくRASが中心であり、朝日六花が主人公なのではないかと思えるほどなのですが、ポピパもしっかりと存在感を放っていましたし、5話以降の伏線も色々と垣間見えたので拾っていきます。

まず、印象的なのは沙綾でした。ポピパメンバーとはしゃいでいる時のテンションがちょっとキモいレベルで異様だったかと思えば、突如蔵に湧いて出たパレオを激しく警戒し、マスキングのドラムを聞いた時には神妙な面持ちを見せていました。綾奈ゆにこ先生、明らかに沙綾をまた曇らせる気満々です。いや、あの、ゆにこ先生、やっぱり沙綾への歪んだ愛情持ってないですか……。

ともかく、2期1話でおたえが目立っていたように、3期も1話から沙綾を中心に物語が展開していくのが読み取れるようになっていました。3期公開前に行った僕の展開予想としては2つあり、1つは有咲と沙綾が作曲および作詞をするというもの、もう1つは沙綾がCHiSPAとの件を整理する記念日を設けるというものです。完全に正答できるとは思っていませんが、多少は掠るような気がしています。ED映像にナツこと海野夏希がいましたし、新曲の披露に向けては有咲と沙綾が積極的に動いていましたしね。

 

そう、3話では新曲Step × Stepが披露されたのでした。こんな視聴できる人が限られる公開形態で新曲をぶち込んでくるのでブシロードてめぇふざけんなよと憤るのが正直なところですが、ともあれ、このStep × Step、メインストーリー2章で悩み抜いた挙げ句に諦めた背中を押すライブを実現しています。メインストーリー2章は春先の話だと思われますし、そこで培ったただバンドの楽しさだけを全力で伝えるというアプローチが六花に対しても活かされたのを感じます。普段座っている沙綾までもが立ち上がってマーチングバンドのように行進するStep × Stepは、まさしくバンドの楽しさを伝えながら六花の背中を押してくれるライブでした。

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未だ完結を見ていないメインストーリー2章での成長も反映されているならば、2期を踏まえた成長も色濃く見受けられるものでした。2期でなかなか動けずにいた有咲と沙綾がドラムとキーボードを新調するために奔走してくれたのは救われる思いがあり、有咲に至っては作詞に手を出そうかという動きも見られました。まあ、出来上がったのは市ヶ谷心経だったのですが……。また、たえがRASの先輩として、そしてRASを振り切った立場から六花にRAS行きを勧めるというのも、一歩引いたところから物事を見られるたえの思考様式が垣間見え、非常に合点の行くものでした。

 

これは読む人によっては反発もありそうな僕個人の解釈なのですが(クソ予防線)、今のポピパはもはや「五人でポピパ」ではなく、CiRCLINGを広げていった結果、ポピパと出会ったことで人生が変わっていれば(昨日までの日々にサヨナラしていれば)その人物はポピパ足り得るようになったと考えています*4*5。その意味で、SPACEラストライブを機に上京するほど昨日までの日々にサヨナラした朝日六花は、ポピパ外にいながら最もポピパに接近していた人物であり、だからこそ2期12話と3期1話で香澄がしつこく六花を勧誘していたわけです。

しかし、その六花にポピパファンという昨日までの日々にサヨナラさせたのもまたポピパでした。シュシュを外させ、まぶた閉じてあきらめてたことに向き合うよう愛と勇気を届けたポピパの姿は、かつて香澄をバンドへと走り出させたGlitter*Greenの面影すら感じさせるものでした。

 

BanG Dream!大会について

3期の物語の本流となっていくのは、月島まりなが企画したBanG Dream!大会です。ライブをこなせばこなすほど、またライブ自体の出来が良いほど票が伸びていくというソシャゲのイベントランキングじみたルールに爆笑してしまったのは否めないのですが、BanG Dream!の名のもとに夢を撃ち抜くという小説版から続く文脈を受け継ぐのは興奮してしまうところです。その案内人になるのがかつて夢を撃ち抜けなかった人である月島まりななのがまた良いですね*6

 

AfterglowPastel*Palettes、ハロー!ハッピーワールドの3バンドは思い切って大会不参加としたのも英断でしょう。Poppin'Party、Roselia、RAISE A SUILENの三つ巴という形で、”バトルもの”としての構図もスッキリしたと思います。2バンドが決勝進出というルール上、1バンドは”夢を撃ち抜けない”ことになるわけで、果たしてどうやってその1バンドを負かすのか――いや、まあ、他に撃ち抜くべき夢のあるRoseliaをどう負かすのかになるのは分かりきっているのですが、予定調和な展開をどう盛り上げていくのかもまた、アニメスタッフの腕の見せ所と言えます。

とはいえその概形は既に見えてきており、”バトルもの”の醍醐味であるバトルを通してキャラクター同士が理解し合うという路線で進んでいくと思われます。湊友希那がチュチュと語り合った後に「似てるのよ…」と呟きBanG Dream!大会への参戦を決めるシーンなどは、まさにそんな展開で進んでいくことを印象づけるものでした。湊友希那が最もシンパシーを感じる感情は”復讐心”です。両親が音楽的に成功しているらしいチュチュとは復讐心の根源こそ異なると思われますが、FWFを直前に控えた友希那が心動かされるものがあるとすれば、己の原点である”復讐心”をチュチュから感じ取ってしまったという以外には考えられないでしょう。チュチュについては、4話において「何でも出来るんですね」が地雷であったり、裕福な両親に感謝しているようでありながらどこか拗れているような直接的な描写もありましたが、それと並行して、こうして戦う相手を通してキャラクターを見せていく表現が見られるのは、やはり”バトルもの”を標榜しているからこその味わいであると言えます。

 

一方、”バトルもの”としての立ち回らせることが難しいのはポピパの方ではないでしょうか。元々、キラキラドキドキを追い求めてCiRCLINGを広げていく集団であり、戦うような音楽とは無縁のバンドに思えます。しかし、今や状況は変わりました。ポピパなりの”戦い方”を表した曲、NO GIRL NO CRYが存在しているのです。リアルバンドの方のPoppin'PartyがSILENT SIRENさんと対バンイベントをする際に誕生したこの楽曲が、巡り巡ってキャラクターとしてのPoppin'Partyがどうやって”バトルもの”に臨むべきかを示してくれます。

泣かない女子はいない

夢見ぬ女子もいない

二つの道は交わって(いつかは)

一人が二人になり

二人がみんなになり

大きな(Let's)うねりが(Sing!)

この唄となり 弾けるから――

何のことはありません。いつものようにCiRCLINGを広げるのがPoppin'Partyの”戦い方”なのでした。駆け引きは苦手だから真っ向勝負! まさにポピパらしいやり方で、RoseliaやRASともバチバチのOver Friendsなカンケイセイを見せてくれるはずです。

5話のサブタイトルは「ポピブイ」。早速、CiRCLINGを広げるべくMVを撮るようですし、それは今まで関係性を紡いできたパスパレの協力を得てのものになるようです。純粋に滅茶苦茶カッコいいMVを提示してきたRASに対してポピパがどう迎え撃つのか。ポピパがCiRCLINGを武器に戦う姿にも注目していきたいと思います。

 

その他小ネタ的なもの

記事構成上漏れていった諸々を箇条書きでまとめました。ネタが多すぎて全部を拾い上げて文章化するのは無理ですね。思いついた順なので、アニメの話の流れに従ってるわけではありません。悪しからず。

  • 3期4話までは時系列的に9月末~10月中旬なので、『Poppin'ハロウィンパレード♪』に明日香と共に登場した朝日六花、あの時点でRAS入りしていたのか……という遡及的な衝撃がある
  • 和奏レイさん、花ちゃんとの仲睦まじい関係を殊更に自慢してきたけど、その花ちゃんはポピパで「初めて友達が出来た~♪」とか歌ってるので何かこう、辛いね……辛い……
  • 正式名称は忘れたものの、マスキングはお嬢様学校の白雪、チュチュ様は単位制インターナショナルスクールのセロシアに所属していることが判明。白雪の制服が倉田ましろのそれと酷似しているけど、細かな違いもあるので一緒の学校ではないかも
  • 友希那さんがいる駅のホームへとピンポイントのドアから降りてくるリサ姉マジでこえーよ。何その予知能力と空間認識能力???
  • これはInvincible Fighterの試聴動画が上がった時から思っていることですが、いよいよRASに加入したわけだし、六花がInvincible Fighterと共にポピパさんへと「挑戦状叩きつけ」るところがマジで観たい
  • マスキング父のバンド仲間の矛盾点については大変残念なんだけど、デス・ギャラクシーを組んでいたメンバーとして山口眞弓さんがキャスティングされたのは凄く感慨深い。ギャラクシーエンジェル、大好きです
  • Afterglowが私達は私達のやり方で武道館を目指すとか一見カッコいいこと言ってましたけど、時系列的にこの時期まだモカが絶賛傷心中なのでそんな場合じゃないですからね。あっぶねぇ、モカが答えを見つけないまま武道館目指さないでくれて良かった
  • ハロハピに関しても、はぐみの勝負事に対しての向き合い方というのはキャラクターの核心に踏み込むところなので大会に絡めなくて正解だったと思う。負けて悔しがることをつい最近覚えたという段階でもあり、本当にデリケートに取り扱わなければいけない要素だった
  • あまりにも忘れられすぎているんですけど、第3回ガールズバンド総選挙優勝の景品としてのRoselia新曲、絶対3期で披露されますからね。総選挙のテーマだった「一緒にライブをしてみたいバンド」とNO GIRL NO CRYの「バチバチのOver Friends」の概念がここで交わるとも思っています

*1:僕はロック編は読んでおらず、そちらは単行本発売待ちです。ただ、レイヤ&マスキング編およびパレオ編第1話だけでも凄まじい資料的価値がありました。

*2:ここは逆にRAiSeを重視すると見失ってしまう部分かと思います。かく言う僕も、2期10話の「ここには必要な音しか存在しないの」を『自分自身で原始的な衝動を歪めるな』という意味であると、長らく曲解してしまいました。

*3:このタイミングでRAiSeが単行本作業のために2ヶ月連続の休載となったわけですが、ひょっとするとその辺りを修正しているかもしれません。だとすると、マスキング編の第2話に至ってはほとんど全編修正する必要があるため、しいはらりゅう先生がかなり心配です

*4:このため、オタクの狂気から生まれた「俺もポピパの一員なんだな…ってなる」という5chコピペについても、決して馬鹿に出来ない、本質を突いた発言だとすら僕は考えています。

*5:一方、ポピパの一員としての”深さ”にはグラデーションがあり、特にSTAR BEAT!を奏でた瞬間にポピパとして生まれ変われるほどの衝撃を受けたのは「五人」しかおらず、誰しもポピパの一員になり得るが、あの五人ほどポピパになれる人間は他にいないというのがより正確な僕の解釈です。

*6:小説版を思えば、「BanG Dream!」という言葉は香澄の胸の内から湧き上がる言葉であってほしかったというのが正直なところではあります。