矛盾ケヴァット

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【キコニア】ジェストレスの送り込んだスパイの”人数”

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キコニアにおける謎解き要素の”掴み”とも言えるのが四大陣営に送り込まれたスパイ。LATOを除いた4つの陣営が誇る2組のエースケッテ6人の中に、1人以上のスパイを潜入させることに成功していると明言され、開幕から読者を疑心暗鬼の渦へと叩き落としてきました。

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ところで、このスパイの人数ですが、ジェストレスは必ずしも各陣営1人と発言してはいないことに留意する必要があります。ジェストレスは「各陣営に潜入させた」と表現するにとどまり、実際の人数を口にしたのは怒りの王。それに対してジェストレスは明言を避けるかのように答えをはぐらかしています。

そもそも先天性PP設定が存在する以上、キコニアのなく頃にという作品においては人数の定義自体も問題になってきます。都雄とミャオを1人と数えるのか2人と数えるのかは極めて大きな人権問題ですし、ガントレットナイトの3~6割が先天性PPである以上、肉体の総数24に対して、人格の総数が現状は不透明。極端かもしれませんが、24人(肉体)の中にスパイが25人(人格)以上いたって何も不思議ではないのです。

付言するならば、うみねこがそうであったように、僕は肉体の総数が24すらも疑わしいとさえ思っています。あくまで例ですが、イェルダット・シャヴィットが1つの肉体に存在する3つの人格であるようなことすら考えられるでしょう。基本的に別陣営のキャラクターとはごく一部の例外を除いてセルコンを介してしか対話していない彼ら彼女らは、オフ会をしていません*1。大浴場でのアバターの姿しか知らない以上、他陣営の人物について肉体がどうなっているのかを知る手段はほぼ無いのです。そう考えると、大浴場という肉体を包み隠さず曝け出す場がチャットルームの背景に選ばれたのは一種の皮肉でさえあります。

さらに皮肉なことに、クリスマス決戦がお疲れ様大浴場の最初のオフ会になってしまいました。きっと、Phase2ではアバターだけでは与り知れなかった各キャラクターの素性が明かされていくことでしょう。セシャトも「最後には人間と人間が目を合わせて真意を測るべき」だと言ってましたしね。とりあえず、B3Wの現代でもお馴染みの”常識”で、本記事を締めくくりたいと思います。

 

ネット上の知り合いとリアルで会うのは気をつけよう!!

*1:なお、お疲れ様大浴場の結成にあたって、AOU側から他陣営のキャラにコンタクトを取ったのはギュンヒルドです。このため、少なくともギュンヒルドは他陣営キャラとオフで対話をしたか以前からコネがあったかということになり、彼女のスパイ疑惑を大きく高めている要因でもあります。